【11月25日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2009-10(UEFA Champions League 2009-10)は24日、グループリーグ第5節が各地で行われ、グループFではFCバルセロナ(FC Barcelona)が本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou Stadium)でインテル(Inter Milan)に2-0で勝利した。

 負ければグループリーグ敗退の可能性もあった前回王者のバルセロナは、けがでリオネル・メッシ(Lionel Messi)とズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が欠場したが、前半10分にジェラール・ピケ(Gerard Pique)、同26分にペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が得点を挙げて力の差を見せつけ、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 勝ち点を8に伸ばしたバルセロナは、同6のインテルとルビン・カザニを抑えて首位に立った。

 ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)とのグループリーグ最終戦(12月9日)で勝ち点1を獲得すれば16強入りが決まるバルセロナは、29日に控えるレアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(el clasico)」に弾みをつけた。

 先制点を決めたピケは「われわれは困難な状況を乗り越えた。特に前半は素晴らしかった。今は日曜(29日)のレアル・マドリード戦に集中する必要がある。これも非常に大きな試合だからね」と語っている。

 一方、今大会初黒星を喫したインテルは、ホームで行われるルビン・カザニとの最終戦で決勝トーナメント進出を懸けた大一番を迎える。

 古巣バルセロナの本拠地カンプ・ノウでプレーしたインテルのサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)は「バルセロナと相対するのは少し不思議な感じだったが、これもフットボールの一部だ。温かく迎えてくれたファンにはお礼を言いたい。インテルとバルセロナのグループリーグ突破を望んでいる」と語っている。

 ルビン・カザニ(FC Rubin Kazan)はディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)と0-0で引き分けた。(c)AFP/Phil Seery