【8月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)予備戦3回戦、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)対シャルケ04(Schalke04)第2戦。試合はアトレティコ・マドリードが4-0でシャルケ04に快勝し、2試合合計スコアを4-1としてグループリーグの出場を決めた。

北京五輪金メダリストのセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がアトレティコ・マドリード活性化の原動力となった。

 アトレティコ・マドリードのハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督は、北京五輪の準決勝ブラジル戦で2ゴールを決め、中国から帰国して数日しか経っていないアグエロを思い切って先発メンバーで起用した。しかし、前半19分に時差ぼけを払いのけたアグエロが見事なシュートを決め、そのアギレ監督の賭けは成果を挙げた。

 アトレティコ・マドリードのアグエロとディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)の南米コンビは終始シャルケを攻め立てた。後半9分にはアグエロからのパスを受けたフォルランがシャルケのGKマティアス・ショーバー(Mathias Schober)の守るゴールを破り、リードを広げた。

 試合終盤の後半37分、アグエロはシャルケの守備陣をもて遊びながらも簡単なチャンスを逃したが、その後フォルランに変わって投入されたルイス・ガルシア(Luis Garcia)が詰めてアトレティコ・マドリードが3点目を奪うと、続く後半42分にはシャルケのクリスティアン・パンダー(Christian Pander)が自陣ペナルティーエリア内でファウルを犯した直後に暴言で退場となり、アトレティコ・マドリードはこのペナルティーキックをマクシミリアーノ・ロドリゲス(Maximiliano Rodriguez)が決め、勝利を確実なものとした。

 また、スタンドにはアグエロの子を妊娠しているジャンニーナ(Gianinna)さんを娘に持つディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が訪れ、笑顔を見せていた。(c)AFP