【12月1日 AFP】2009年から2012年にかけて行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で導入される新方式が、欧州サッカー連盟(UEFA)の理事会で11月30日に、合意に達した。

 欧州サッカー連盟のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が提案した、国内カップ戦を制したチームにチャンピオンズリーグの予備戦への出場権を与えるという意見は却下されたが、プラティニ氏のより小さな国にもチャンピオンズリーグの舞台に上がるチャンスを与えるという考えは継続して推し進められる形となった。

 プラティニ会長は、「今回の結論に至り私は満足している、良い妥協案だと思う。これで新たに6か国の国内リーグの優勝チームを大会に迎え入れることになった」と語った。

 プラティニ氏が提案した、UEFAランキング上位16位に入る国の国内カップ戦の優勝チームに予備予選への出場権を与えるという、案は退けられたが、代わりに2つの予備予選方式を併用し、5枠はUEFAランキングの上位15か国の中で争われることになった。

 プラティニ会長は、「新方式はルーマニアやアルバニアといった国が大会の放映権により利益を得られるようになり、優秀な選手をチームに引き止めることにもつながる。弱小国に出場権を与えることが大会の質の低下につながるという声もあったが、確かに最初はそういう事態も考えられるが、次第に改善されていくだろう」と語った。(c)AFP