【9月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)・グループリーグD・第1節、ACミラン(AC Milan)vsベンフィカ(Benfica)。試合はミランが2-1で勝利しグループリーグ初戦を白星で飾った。

 セリエAでは開幕3試合で1勝しか挙げられていない06-07年シーズンの大会の覇者ミランは、不振を感じさせることなく本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でベンフィカを降し、1988-1990年シーズンにミランが達成して以来となる大会連覇に向け好スタートを切った。

 15日に行われたセリエA・第3節のシエナ(AC Siena)戦に06-07年シーズンの大会で10得点を挙げ得点王に輝いたカカ(Kaka)やアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)を休ませてベンフィカ戦に臨んだミランは、前半9分にピルロがフリーキックを直接沈めて先制点を挙げると、同24分にはフィリッポ・インザーギ(Filippo Inzaghi)がピルロの右からのクロスに右足ボレーで合わせて追加点を挙げて2点差にリードを広げた。

 一方、リーグ戦開幕直後にホセ・アントニオ・カマーチョ(Jose Antonio Camacho)監督を新監督に招へいして以降、無失点試合を5試合続けているベンフィカは、元ミランのルイ・コスタ(Rui Costa)が先発メンバーに名を連ねたが、ペティート(Petit)やルイゾン(Luisao)など主力4人を故障で欠きミランに試合の主導権を握
られ2点をリードされて前半を折り返した。

 後半も試合のペースを握るミランは、後半30分を過ぎてエメルソン(Emerson)、ダニエレ・ボネーラ(Daniele Bonera)、アルベルト・ジラルディーノ(Alberto Gilardino)を相次いで投入したが3点目を奪うことはできず、後半ロスタイムにはコンスタンティノス・カツラニス(Konstantinos Katsouranis)のクロスからヌノ・ゴメス(Nuno Gomes)にゴールを決められベンフィカに1点を返されたがそのまま逃げ切り、グループリーグ初戦で勝利を収めた。(c)AFP