【12月3日 AFP】12NFLは2日、第13週の試合が各地で行われ、1日に所属選手が交際女性を銃殺後、スタジアムで自殺を図ったカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は、27-21でカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)を下した。

 重苦しい雰囲気に包まれていたチーフスは悲劇を乗り越え、連敗を8で止めた。

 警察によると、チーフスのラインバッカーを務めていたジョバン・ベルチャー(Jovan Belcher)選手(25)が1日、22歳のガールフレンドを銃で撃った後、チームの本拠地アローヘッド・スタジアム(Arrowhead Stadium)を訪れると、チーフスのロメオ・クレンネル(Romeo Crennel)ヘッドコーチ(HC)やスコット・ピオリ(Scott Pioli)GMらチーム関係者の目の前で拳銃自殺を図った。

 地元カンザスシティ警察(Kansas City police)の広報担当官によると、ベルチャーはコーチらに感謝の言葉を伝え、10メートル程度離れた後に自らの頭部に銃弾を撃ち込んだという。

 ベルチャーはドラフト外で2009年にチーフスに入団しながらも、先発のポジションを確保していた。

 さらに、1日にはクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)のグラウンドキーパーを務める男性がチームの施設内で死亡しているのが発見された。首つり自殺を図ったと伝えられており、NFLは衝撃的な週末を迎えている。(c)AFP