【2月6日 AFP】(記事更新)11NFL第46回スーパーボウル(Super Bowl XLVI)は5日、米インディアナ(Indiana)州インディアナポリス(Indianapolis)のルーカス・オイル・スタジアム(Lucas Oil Stadium)で行われ、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)が21-17でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を下し、通算4度目の優勝を飾った。

 第1Q、ペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が自陣エンドゾーンでインテショナルグラウンディングの反則を取られ、セイフティでジャイアンツが2-0と先制すると、さらにQBイーライ・マニング(Eli Manning)がビクター・クルーズ(Victor Cruz)に2ヤードのタッチダウン(TD)パスを通し、ジャイアンツが9-0とリードを広げた。

 第2Qに入るとペイトリオッツはスティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)が29ヤードのフィールドゴール(FG)を蹴り込み反撃に出ると、ハーフタイム直前にはブレィディがダニー・ウッドヘッド(Danny Woodhead)に4ヤードのTDパスを通し10-9と逆転した。

 第3Qに入るとブレイディが12ヤードのパスをアーロン・ヘルナンデス(Aaron Hernandez)へ通しペイトリオッツが17-9とリードを広げたものの、ジャイアンツはその後2本のFGを決めて2点差に詰め寄り、試合は白熱したまま第4Qに突入した。

 ジャイアンツは第4Q残り3分46秒、自陣12ヤードからの攻撃シリーズで、マニングがマリオ・マニンガム(Mario Manningham)に38ヤードのロングパスを含む2本のパスを通すなどし、残り2分で敵陣18ヤードまで迫ると、アーマッド・ブラッドショー(Ahmad Bradshaw)が6ヤードのタッチダウンランを成功させ、逆転した。

 ジャイアンツがツーポイントコンバージョンを失敗して得点は21-17となり、ペイトリオッツは試合残り時間57秒で逆転を狙ったものの、最後のプレーでフィールド中央から敵陣エンドゾーンへ投げたロングパスは繋がらず、ブレイディは奇跡を起こすことはできなかった。

 この試合のMVP(最優秀選手賞)には、タッチダウンパス1本を含む30本のパスを成功させ、296ヤードを獲得したジャイアンツのマニングが選ばれた。(c)AFP/Jim Slater