【1月15日 AFP】11NFLプレーオフは14日、カンファレンス準決勝が行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)とサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)がカンファレンス決勝に進出した。

 ペイトリオッツはクォーターバック(QB)のトム・ブレイディ(Tom Brady)が6本のタッチダウンを含む34本中26本のパスを成功させて363ヤードを獲得する活躍を見せ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)に45-10で快勝し、レギュラーシーズンから続く公式戦の連勝を9に伸ばしてアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝に駒を進めた。

 ブレイディは第3クォーターでアーロン・ヘルナンデス(Aaron Hernandez)への17ヤードのタッチダウンパスを成功させ、プレーオフ史上3人目となる1試合で6本のタッチダウンパスを成功させた選手となった。

 また、ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)はプレーオフ新記録となる3本のタッチダウンを含むレシーブ10回で145ヤードを獲得し、チームとしてもプレーオフ最多得点、最多得点差勝利記録を更新している。

 一方でフォーティナイナーズは、試合時間残り9秒でQBアレックス・スミス(Alex Smith)がヴァーノン・デイヴィス(Vernon Davis)に14ヤードのタッチダウンパスを成功させ、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)を36-32で下し、ナショナル・カンファレンス(NFC)決勝に進出した。

 フォーティナイナーズのQBスミスは、3本のタッチダウンを含む42本中24本のパスを成功させて299ヤードを獲得した。一方、試合に敗れたセインツのQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)は、4本のタッチダウンを含む63本中40本のパスを成功させて458ヤードを獲得したものの、NFL屈指の攻撃陣が5ターンオーバーを喫した。

 試合は第4クォーター終盤に一進一退の攻防となった。ブリーズがダレン・スプロールズ(Darren Sproles)への44ヤードタッチダウンパスを成功させてセインツが24-23で逆転に成功すると、直後にフォーティナイナーズはスミスが28ヤードタッチダウンランを決めて再びリードを奪った。  セインツは残り97秒でブリーズがグラハムに66ヤードのタッチダウンパスを成功させ、スプロールズが2ポイントコンバージョンに成功し32-29で再度逆転したものの、フォーティナイナーズは試合時間残り9秒でスミスがデイヴィスに14ヤードのタッチダウンパスを成功させて接戦を制した。

 1月22日に行われるカンファレンス決勝でペイトリオッツは、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)対ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)の勝者と、フォーティナイナーズはニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)対グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)の勝者と対戦する。(c)AFP