【デンバー/米国 AFP 1日】NFL、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)に所属するダレント・ウィリアムズ(Darrent Williams)が1日の早朝に射殺され亡くなったことをチームと警察が発表した。

警察のスポークスマンのSonny Jackson氏は「友人たちとナイトクラブで行われたパーティーで何らかのいざこざがあり、パーティーから帰る途中でダレント・ウィリアムズと友人の計3名が乗るリムジンに他の車が近づきリムジンに向け発砲。ウィリアムズはデンバー・ヘルス・メディカル・センター(Denver Health Medical Center)へ運ばれるが午前2時30分過ぎに死亡が確認された」と状況を語った。警察は発砲をした車両の捜索を行っている。

ブロンコスのヘッドコーチを務めるマイク・シャナハン(Mike Shanahan)氏とオーナーのパット・ボウレン(Pat Bowlen)氏は、31日に行われた第17週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)戦を延長の末23-26で落としプレーオフ進出を逃した数時間後に訃報を耳にし、ボウレン氏は「このような悲劇に我々は悲しみに打ちのめされる。彼のような若く才能がある選手を失うことが全く理解し難いし言葉にならない。」と語り、シャナハン氏は「彼のような立派な人間を失い、悲しみで言葉が出てこない。皆が彼が選手としてだけは無く、一人の人間としても優れていたことを認めていた」と語った。

ダレント・ウィリアムズは2005年のドラフト2巡目56位でブロンコスに入団。27試合に出場し139回のタックルで15回のアシストと6つのインターセプトを記録。31日に行われた第17週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)戦にも出場をしていた。

写真は、オークランド・レイダース(Oakland Raiders)戦に勝利し笑顔を見せるダレント・ウィリアムズ(2006年11月12日撮影)。(c)AFP/Getty Images Jed Jacobsohn