【6月30日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2013)第7戦オランダGPは29日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ヤマハ・ファクトリー(Yamaha Factory)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)が約3年ぶりの優勝を果たした。

 ロッシにとっては、2010年10月に行われたマレーシアGP以来の優勝となった。

 2位にはレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez)が入り、ポールポジションからスタートしたモンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech 3)のカル・クラッチロー(Cal Crutchlow)は3位となった。

 ロッシのチームメイトで、2012年の年間王者であるホルヘ・ロレンゾ (Jorge Lorenzo)は、前日に折れた鎖骨の治療中ながらも決勝に出場し、5位に入賞した。

 今季も年間優勝を争える位置につけている26歳のロレンゾは、現在の総合首位、ダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa)に対するポイントのロスを最小限にとどめた。ペドロサはこれまでオランダGPでの勝利がなく、今回もロレンゾの1つ上の4位に終わっている。ペドロサと2位ロレンゾのポイント差はわずかに2ポイント広がって9となった。

 一方、優勝したロッシは現在総合5位で、首位と51ポイント差となっている。

 今回の勝利でMotoGPクラス80勝目に輝いたロッシは、全カテゴリーを通じては通算106勝目をマークしており、同じイタリア出身で史上最多勝利を挙げたジャコモ・アゴスチーニ(Giacomo Agostini)氏の記録まであと16勝となった。 (c)AFP