【9月14日 AFP】世界ラリー選手権(WRC)で2度の総合優勝を果たしているフォード・フォーカス(Ford Focus)のマーカス・グロンホルム(Marcus Gronholm、フィンランド)は14日、今シーズン終了とともに現役を引退すると発表した。

 現在41歳のグロンホルムは、2000年と2002年にドライバー部門で総合優勝を経験しており、残り5戦となった2007シーズンにおいてもシトロエン・クサラ(Citroen Xsara)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)を抑えてトップにつけている。

 グロンホルムは声明の中で「私は20年もの間ラリーに携わって多くのものを得る事ができた。そしてトップでキャリアを終えたいとずっと夢を描いていた。今、その夢を実現するチャンスがやってきている。私はこのチャンスを活かしたい」と引退の理由を明らかにし、「若いドライバーに夢を与えたいというような感動的な思惑はないよ。ただ自分の夢を成し遂げたいだけなんだ」と付け加えた。

 グロンホルムはデビュー以降、トヨタ(Toyoto)、プジョー(Peugeot)を経て、2006年シーズンにフォードに加わった。

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