【5月15日 AFP】本田技研工業(ホンダ、Honda Motor)が、2015年シーズンから英国のマクラーレン(McLaren)チームへのエンジン供給元として、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に復帰することが15日、明らかになった。

 国内メディアの報道によると、今週中にもホンダの伊東孝紳(Takanobu Ito)社長が会見を開く見通し。

 この計画が実現となれば、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)とアラン・プロスト(Alain Prost)がドライバーを務め、1988年から91年シーズンのF1界を席巻したホンダとマクラーレンのタッグが再現されることになる。

 1960年代からF1に参戦していたホンダだが、世界的な金融危機の影響で欧米への輸出が打撃を受けたこともあり、コスト削減を理由に2008年シーズン終了後に撤退。翌2009年にはチームを元代表のロス・ブラウン(Ross Brawn)氏に売却した。

 ホンダの初めてのF1参戦は1964年からの4年間で、フルワークスとしてこの間に2勝を挙げた。その後、1983年から1992年までマクラーレンやウィリアムズ(Williams)、ロータス(Lotus)などのチームにエンジンを供給し、69勝を記録。

 8年間の空白を経て、2000年から05年までBARにエンジンを供給する共同オーナーとして参戦し、2006年からはチーム名をホンダとして参戦していた。(c)AFP