【9月3日 AFP】12F1第12戦ベルギーGP(Belgian Grand Prix 2012)は2日、決勝が行われ、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)が1時間29分8秒530で今季2勝目を挙げた。

 ポールポジションからスタートしたバトンは完璧なレース運びを見せ、3月に行われた開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2012)以来の優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。

 2位にはレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、3位にはロータス(Lotus F1 Team)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が入った。

 レースはスタート直後の第1コーナーでロータスのロマン・グロージャン(Romain Grosjean)とマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が接触し、フェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)ら複数のドライバーが巻き込まれたことで混乱に陥った。

 この事故でセーフティーカーが入り、グロージャンとハミルトン、現在総合首位に立つアロンソ、そしてマシンが破損したザウバー(Sauber)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がリタイアを余儀なくされている。

 2番グリッドからスタートしたザウバーの小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は、スタートの失敗と事故の影響で決勝を13位で終えた。

 レース後に可夢偉は、「良い形で予選を終えたのに、決勝は最悪な結果になった。スタート直後に上空からマシンが落ちてきてどうすることもできなかった。レース中はマシンの損傷がどれだけ激しいか分からなかったが、コックピットに残されたタイヤの痕跡はずっと視界に入っていた」とコメントしている。(c)AFP/Gordon Howard