【11月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するロータス・ルノーGP(Lotus Renault GP)は29日、フィンランド人ドライバーのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen、フィンランド)と2012年シーズンからの2年契約を結んだと発表した。

 ライコネンは、2009年から世界ラリー選手権(WRC)に参戦していたが、来シーズンからのF1復帰を決断した。

 同チームの公式ホームページには、「2年間の切れ間を経て、F1に戻れることを嬉しく思う。チャンスを与えてくれたロータス・ルノーGPにも感謝している。世界ラリー選手権での経験は、ドライバーのキャリアでは有益な期間だったけれど、最近はF1への想いが抑えられくなっていたのも事実だ。ロータス・ルノーGPの意気込みが心にとまったから、加入を決めるのは簡単だった。チームをグリッドの最上位に上げる重要な役割を果たしたい」とライコネンのコメントが掲載されている。

 一方、ロータス・ルノーGPオーナーのジェラルド・ロペス(Gerard Lopez)氏は、「1年中、我がチームは新しいサイクルのスタート地点に立っていると言い続けてきた。舞台裏では、すぐに高いレベルでの戦いに挑めるような構造作りに励んでいた。我々の下でライコネンが復帰するのは、将来私たちがさらに重要な競争者になるための第一段階だ。もちろん、我々はワールドチャンピオンと働くことを心待ちにしている」と経験値の高いライコネンを獲得したことに喜びをあらわにした。

 32歳のライコネンは、F1通算18勝を挙げ、フェラーリ(Ferrari)に在籍していた2007年シーズンに年間王者に輝ている。(c)AFP