【11月14日 AFP】(記事更新、写真追加)11F1第18戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2011)は13日、決勝が行われ、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が1時間37分11秒886を記録し、シーズン3勝目を挙げた。

 フェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が1時間37分20秒343で2位に、ハミルトンの同僚ジェンソン・バトン(Jenson Button)が1時間37分37秒767で3位に入った。

 ここまで不安定なシーズンを過ごしていたハミルトンだったが、スタート直後のタイヤのアクシデントによりリタイアを余儀なくされたレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)不在のチャンスを十分に生かし、8レースぶりの勝利を収めた。

 ハミルトンはレース後、アブダビまで応援に駆けつけた母のカーメン(Carmen Hamilton)さんが週末に誕生日を迎えることを明かし、自身通算17勝目を母に捧げると語った。

 2年連続となる年間総合優勝を決めているベッテルは、右後輪タイヤのパンクで2010年のF1第17戦の韓国GP(Korean Grand Prix 2010)以来のリタイアを喫し、レッドブル勢としても今シーズン初めて表彰台入りを逃した。

 ザウバー(Sauber)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は、周回遅れの10位に終わった。(c)AFP