【9月21日 AFP】(22日記事更新、一部訂正)国際自動車連盟(Federation Internationale de l'AutomobileFIA)は21日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)2008シーズンのシンガポールGP(Singapore Grand Prix 2008)で順位を操作するために、当時所属していたネルソン・ピケJr.(Nelson Piquet Jr)に故意にクラッシュするよう指示したことを認めたルノー(Renault)に対し、2年間の資格停止処分を下した。

 またFIAは、2011年末までにルノーによる同様の不正が明らかになった場合、ルノーの資格停止を永久処分にする可能性もあるとしている。

 「クラッシュゲート」と呼ばれる今回の事件で、ルノーはネルソン・ピケJr.に対し、当時チームメイトだったフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の勝利に有利になるよう、意図的にクラッシュを起こすよう指示した。

 チームを解雇されたピケの告発で事件は明るみになったが、ルノー側が順位操作を認め、すでにフラビオ・ブリアトーレ(Flavio Briatore)代表とエンジニアリングディレクターのパット・シモンズ(Pat Symonds)氏がチームを離脱したことから、チームのF1からの永久追放は免れた。

 ただし、ブリアトーレ前代表は無期限、シモンズ氏は5年間、F1から追放処分とされた。

 ピケJr.とアロンソは、ベルナール・レイ(Bernard Rey)チーム社長とともに21日の公聴会に出席したが、ブリアトーレ前代表とシモンズ氏は現れなかった。

 ピケJr.には調査協力で免責が与えられ、アロンソは事件に一切の関与なしとされた。

 世界モータースポーツ評議会(World Motor Sport CouncilWMSC)は、アロンソの「FIAの調査への協力と公聴会出席」に対し感謝を表し、「ミスター・アロンソはルノーF1の規約違反には一切関わっていない」としている。(c)AFP/Joris Fioriti