【2月11日 AFP】フォーミュラワン(F1)に参戦しているマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のロン・デニス(Ron Dennis)代表が10日、09年シーズンにF1へかけられるコストが大幅に削減されるだろうと語った。

 世界規模の経済恐慌の煽りを受け、F1は危機にひんしているが、実利的な経費削減により、チームが財政的に存続可能であるとし、デニス代表は楽観的な姿勢を見せた。

 第24回国際自動車フェスティバル(24th International Automobile Festival)にドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と訪れたデニス代表は「トップチームはコストを10から50%削減することができると考えている。しかし、中堅以下のチームにとってはより大規模なものになる、30から50%の削減に応じることになるであろうから。それが我々の今年の目標だ。我々は確実に中堅以下のチームへ配慮していく。彼らはエンジンとギアボックスの大部分を安価で製作できるようになるだろう。全ての開発や研究を行うトップチームは1億ユーロから1億3000万(約116億円から150億円)をエンジンとギアボックスに今後もかけていくが、同等の開発を行わない中堅以下のチームは、全く同じ製品を650万ユーロ(約7億6000万円)で作ることができるだろう。F1の存続を可能にするために大きな努力はなされているが、そこで立ち止まらず、さらに進めていく。我われはF1の、DNA、ショー的な部分を傷つけてはならない」と語っている。(c)AFP