【9月30日 AFP】初の夜間レースとなった08F1第15戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2008)を制したルノー(Renault)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は29日、より多くの夜間レースが開催されることを期待しているとの見解を示した。

 アロンソは、スペインのラジオ局カデナ・セール(Cadena Ser)に対し「フォーミュラワンにとって斬新であり、確かな歴史的経験になった。夜間のレースが1レースだけだとは思っていない。シンガポールを経験したので、同じようなグランプリが開催されるだろう。日本やマレーシアでの開催が噂されている。全ドライバーがレースを楽しんだ。いい経験になった」と語った。

 アロンソは、ウィリアムズ(Williams)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)やマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えて優勝を飾り、「Prince of Darkness」との異名を与えられた。

 フリー走行では主役となったが技術面のトラブルで予選を15番手で終えたアロンソは、フェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)のピットレーンでの問題などにも助けられ、シーズン初優勝を果たした。

 夜間レースは、サッカースタジアムより4倍明るいとされる1500個の照明が設置された市街地コースで行われた。(c)AFP