【9月3日 AFP】ユナイテッド醸造グループ(United Breweries Group)やインド航空会社キングフィッシャー・エアラインズ(Kingfisher Airlines)で会長を務めるビジェイ・マリヤ(Vijay Mallya)氏は3日、F1に参戦するスパイカー(Spyker)を8000万ユーロ(約127億円)で買収したことを発表した。

 2006年にミッドランドF1レーシング(Midland F1 Racing)を7780万ユーロ(約123億円)で買収したオランダ系チームのスパイカーは、第1四半期の損失額が2990万ユーロ(約47億円)となっており、経営再建に向けてチームの売却を検討していた。また、今回の買収に際してマリヤ氏は前スパイカーのディレクター、ミッシェル・モル(Michiel Mol)氏と共に合弁会社「オレンジ・インディア(Orange India Holdings)」を設立してスパイカーと協議を行っていた。

 インドの通信社PTI(Press Trust of India)のインタビューに応じたマリヤ氏は、スパイカーの買収について「私はF1チームを所有してインドにF1を連れて行くことが夢だった。今回の申し出はスパイカーによって受け入れられ、私たちの合弁企業が買収するに至った」と買収劇の経緯を語ると、新チーム体制については「新チームに名前を付けるにはかなりの時間が必要になるが、私はインドを名称のどこかに入れられるように最善の努力はするつもりだ。全てはチーム関係者との協議を終えた後なるだろう。個人的にはインド人ドライバーがこのチームのマシンを運転する姿を見たいと思っている」と語った。

 現在、インド国内では2009年シーズンのF1グランプリでインドのニューデリーが開催地に決定したこともあり、モータースポーツに高い注目が集まっている。また、FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)会長も、インド人ドライバーのナレイン・カーティケヤン(Narain Karthikeyan)が2005年にジョーダン(Jordan)でF1デビューを飾ったことを受けてインド国内で様々なプロモーション活動を行っていた。(c)AFP