【5月28日 AFP】F1第5戦・モナコGP(Monaco Grand Prix 2007)、決勝。ポールポジションからスタートしたマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、1時間40分29秒329を記録しポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げると同時に、モナコGP2連覇を達成した。

 曇り空の中多くの著名人を含めた約12万の観衆が見守る07年のモナコGPは3位に入ったフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)以外をマクラーレンの2台が周回遅れにするなど、マクラーレンの圧勝となった。

 アロンソはスタートを完璧にこなし、2番グリッドからスタートしたチームメイトのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を押さえ込んでトップをキープした。レース序盤はF1初優勝を目指した2位のハミルトンに追い上げられるも、1回目のピットストップ時には7秒の差を付けていた。ハミルトンのピットストップ後再びトップに立ったアロンソは、2回目のピットストップまで危なげなくレースを進めた。レース終盤には一時ハミルトンに2秒以内まで迫られたアロンソだが、そのままトップでフィニッシュし優勝を収めた。

 昨年のルノー(Renault)での勝利に続き2年連続でモナコGPを制しドライバーズランキングで合計38ポイントとハミルトンと並んだアロンソは、勝利数でハミルトンを上回りランキングトップに立った。また、故アイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏とアラン・プロスト(Alain Prost)氏を擁した1989年以来のモナコGPでの1・2フィニッシュを達成したマクラーレンは、最多記録を更新する通算14回目モナコGP優勝を飾ると同時にF1通算150勝を達成した。(c)AFP