ゴルフボールにじゃれるコヨーテが悩みの種、カナダ女子オープン
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【8月24日 AFP】女子ゴルフ、CNカナディアン女子オープン(CN Canadian Women's Open)が23日に開幕したカナダ西部のバンクーバー・ゴルフクラブ(Vancouver Golf Club)で、コヨーテの群れがゴルフボールで遊んだりテレビ中継用のケーブルをかじったりして、報道陣やゴルフファンを悩ませている。
テレビ局のスタッフは、大会がまだ開幕してもいない段階で既にコヨーテにかじられてしまったフェアウエー沿いのケーブル数本を新品に交換。取り替えたケーブルは、コヨーテが嫌がるよう前もって酢に浸したという。
カナダ公共放送CBCのプロデューサー、ラリー・アイザック(Larry Isaac)氏は、地元紙バンクーバー・サン(Vancouver Sun)に「毎朝、ケーブルがやられていないかチェックする」と語った。同氏によれば、コヨーテたちのお気に入りはどうやら14番ホールと17番ホールのケーブルらしい。
結局、念には念を入れたCBCスタッフは、フェアウエー沿いのケーブルをコヨーテが届かない高さにロープでつるすことにした。
だが、コヨーテのいたずらはこれにとどまらない。本番に先立つ練習ラウンドでは森から現れた数匹のコヨーテが、ゴルファーが打ったゴルフボールに駆け寄ってにおいを嗅ぎ、プレーが妨げられるハプニングが続出。ミッシェル・ウィ(Michelle Wie、米国)、ローリー・ケーン(Lorie Kane、カナダ)、ブリタニー・ラング(Brittany Lang、米国)ら有名女子ゴルファーが相次いで被害に遭った。
ゴルフトーナメントが動物に邪魔される例としては今月初め、米サウスカロライナ(South Carolina)州キアワ島(Kiawah Island)で行われた男子ゴルフ今季メジャー最終戦、第94回全米プロゴルフ選手権(2012 PGA Championship)で、夜中に湿地から抜け出してきたワニにコース上の米CBSテレビの放送用マイク7本が「盗まれる」事件が発生している。(c)AFP