【9月21日 AFP】米男子ゴルフツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2013)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2013)は20日、米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club)で2日目が行われ、スウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)が首位を守った。

 ステンソンはスタート4ホールで3つのバーディーを奪うなどしてスコアを4ストローク伸ばし、通算10アンダーで単独首位を守った。一方、疲労困憊のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は2日連続でスコアメイクに苦しんだ。

 単独2位には、依然第77回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2013)王者のアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)がつけている。

 初日ラウンド終了時にはステンソンを1打差で追っていたスコットだが、2日目を終えて両選手の差は4ストロークに広がった。

 ステンソンとスコットはいずれも、本大会優勝に加え、フェデックス・カップ総合王者となる可能性を持っている。

 3位には2か月前にツアー初参戦したジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算5アンダーで、4位タイには第113回全米オープン選手権(2013 US Open Championship)優勝者のジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)、ビリー・ホーシェル(Billy Horschel、米国)、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が通算4アンダーでつけている。

 一方、メジャー通算14勝を誇る世界ランク1位のウッズはこの日、3度目のフェデックス・カップ年間タイトルを狙いチャージをかけたが、首位と14打差の通算4オーバーとなり、26位タイに後退した。

 ウッズは8番と9番で連続バーディーを成功させるなどしてフロントナインを3アンダーで回り、さらに12、13番でも連続バーディーを奪い首位のステンソンを追ったが、14番でダブルボギー、16番でボギー、17番でティーショットを池に打ち込んでトリプルボギーを叩き、結局この日は1オーバーでホールアウトした。

 ウッズは、成績不良の原因は疲労にあると語った。

「スタートから全力を注いだので、最後は体力が残っていなかった。ガス欠だ。疲れた。長いシーズンの最後だからね。ジェイソン・ダフナー(Jason Dufner)とも同じように話していたよ。みんなオフシーズンを待ち望んでいる。この大会に出ている選手は全員、何らかのけがをしているから」

 それでも今大会でまだ諦めていないというウッズは、「先のことはわからない。まだ挑戦し続けなければ。ゴルフは4日間で、短期勝負じゃないからね。マラソンのようなものだよ」と意気込みを見せている。

 ウッズはまた、全米プロゴルフ協会(PGA of America)がトッププレーヤーに強いている過密スケジュールを非難した。

「全英オープン(The 142nd Open Championship)以来たくさんの大会を戦ってきた。過去、精根尽きてしまったシーズンは出場した試合数が多すぎた年だった」

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