【6月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第113回全米オープン選手権(2013 US Open Championship)は14日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州アードモア(Ardmore)のメリオン・ゴルフクラブ(Merion Golf Club)で2日目が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算6オーバーの暫定43位タイとなった。

 初日と2日目のラウンドが行われたこの日も日没サスペンデッドとなり、68選手が第2ラウンドを終えられていない。

 暫定首位には、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)とビリー・ホーシェル(Billy Horschel、米国)が通算1アンダーで並んでいる。

 16日に43歳の誕生日を迎えるミケルソンは、18番ホールで約8メートルのバーディーパットを沈め、ホーシェルと並んだ。そのホーシェルは、過去唯一出場したメジャー大会となっている2006年の全米で予選落ちに終わっている。

 過去3度マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)を制し、2005年の第87回全米プロゴルフ選手権(2005 PGA Championship)でも優勝しているミケルソンは、全米オープンでは1999年、2002年、2004年、2006年、2009年と5度2位になっている。しかし、長い間手に入れることができなかったこの大会の優勝に向けて準備を整えている。

 ラウンドを終えた選手では、英国勢のルーク・ドナルド(Luke Donald)とジャスティン・ローズ(Justin Rose)、そして46歳のスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker、米国)の3人が通算イーブンパーで3位タイに並んでいる。ストリッカーは過去のメジャー大会では、1998年の第80回全米プロゴルフ選手権(1998 PGA Championship)で優勝したビジェイ・シン(Vijay Singh、フィジー)に続く2位が最高位となっている。

 ドナルドがスコアを2ストローク落とした一方、ローズとストリッカーは1ストローク伸ばし、日没サスペンデッドになる直前にラウンドを終えた。

 メジャー通算14勝を誇り、2008年の第108回全米オープン(2008 US Open Championship)以来となるメジャーでの優勝を目指している世界ランク1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は、2日目のラウンドをイーブンパーとし、首位から4打差の通算3オーバーで暫定17位タイとなっている。

 同じくラウンドを終えた選手の17位タイグループには、世界ランク2位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、2012年の第141回全英オープン(The 141st Open Championship)優勝者のアーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)、マット・ベッテンコート(Matt Bettencourt、米国)、ゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ(Gonzalo Fernandez-Castano、スペイン)が並んでいる。

 その他の日本勢は、ラウンドを終えた上田諭尉(Yui Ueda)が通算18オーバーの146位タイとなり、ラウンド途中の藤田寛之(Hiroyuki Fujita)が通算8オーバーの66位タイ、塚田好宣(Yoshinobu Tsukada)が18オーバーの146位タイとなっている。(c)AFP/Jim Slater