【3月12日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、プエルトリコ・オープン(Puerto Rico Open presented by seepuertorico.com 2012)は11日、プエルトリコ・リオグランデ(Rio Grande)のトランプ国際ゴルフクラブ(Trump International Golf Club)で最終日が行われ、石川遼(Ryo Ishikawa)は首位と2打差の通算14アンダーで単独2位に入った。

 石川は6バーディー、2ボギーでスコアを4ストローク伸ばし、2位のジョージ・マクニール(George McNeill、米国)に1打差の首位でホールアウトを迎えた。しかし首位スタートのマクニールは、16番ホールでバーディーを奪い石川に並ぶと、17番と18番でもバーディーを奪い、通算16アンダーで自身通算2度目のツアー優勝を飾った。3位タイには通算13アンダーでヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)とブー・ウィークリー(Boo Weekley、米国)が並んだ。

 東日本大震災から1年を迎えた同日、大震災と津波の犠牲者に敬意を表して喪章を着け、1番のティーグラウンドで黙とうを捧げた石川は、初優勝を逃したものの、同ツアーでは自身初の2位に入った。

 石川は、「最後の4ホールで3つのバーディーを奪って、優勝争いを出来たことは素晴らしい経験。夢のようだった。次のチャンスでは必ず優勝したい」とコメントした。

 2位に入り、今季の獲得賞金額が2011年シーズンの同ツアーの賞金ランキング150位の金額を超えた石川は、60日間の特別一時会員の資格を獲得している。(c)AFP