【8月15日 AFP】男子ゴルフ今季メジャー最終戦、第93回全米プロゴルフ選手権(2011 PGA Championship)は14日、米ジョージア(Georgia)州ジョンズ・クリーク(Johns Creek)のアトランタ・アスレチック・クラブ(Atlanta Athletic Club)で最終日が行われ、キーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley、米国)がジェイソン・ダフナー(Jason Dufner、米国)との3ホールでのプレーオフを制し、メジャー初優勝を果たした。

 女子プロゴルフ協会(LPGA)の伝説的ゴルファーであるパット・ブラッドリー(Pat Bradley)氏の甥に当たる25歳のブラッドリーは、2003年の第132回全英オープン(The 132nd Open Championship)を制覇したベン・カーティス(Ben Curtis、米国)以来となるメジャー大会初出場初優勝を飾った。また、同記録は、米国内で開催されるメジャー大会に限れば第19回全米オープン選手権(1913 US Open Championship)を制覇した故フランシス・ウイメット(Francis Ouimet)氏以来となっている。

 ブラッドリーは「信じられないよ。とても誇りに思うね」と語っている。

 5月に行われたEDSバイロンネルソン選手権(EDS Byron Nelson Championship 2011)で初の米国ツアーのタイトルを獲得したブラッドリーは、15番ホールでトリプル・ボギーを叩き、一時は首位と5打差となった。一方、参戦6年間でこれまで米国ツアー未勝利のダフナーは、15番から3連続ボギーでスコアを落とし、ブラッドリーと共に通算8アンダーで並びホールアウトした。

 米国ツアーでは現行の制度となって4度目となったプレーオフは16番ホール、17番ホールを終えブラッドリーが2ストロークのリードを奪った。18番ホールでは両者共にウォーターハザードを越えるセカンドショットをグリーン上に乗せると、ダフナーはロングパットでバーディーを奪った。一方のブラッドリーはバーディーパットを外したものの、2フィート(60センチ)のパーパットを沈め、歓喜のガッツポーズを見せた。

 3位には通算7アンダーでアンダース・ハンセン(Anders Hansen、デンマーク)、4位タイには通算6アンダーでスコット・バープランク(Scott Verplank、米国)、デビット・トムズ(David Toms、米国)、ロバート・カールソン(Robert Karlsson、スウェーデン)が並んだ。

 池田勇太(Yuta Ikeda)は、6バーディー、6ボギー、1ダブルボギーででスコアを2ストローク落とし、通算5オーバーの45位タイに終わった。(c)AFP/Jim Slater