【6月18日 AFP】男子ゴルフ今季メジャー第2戦、第111回全米オープン選手権(2011 US Open Championship)は17日、米メリーランド(Maryland)州ベセスダ(Bethesda)のコングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)で2日目が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が1イーグル、5バーディー、1ダブルボギーでスコアを5ストローク伸ばし、通算11アンダーで暫定ながら単独首位の座を守った。

 尚、この日のラウンドは嵐で42分の中断があったため、日没サスペンデッドにより21選手がホールアウトできずに終わっている(以下順位は全て暫定)。

 日本勢では石川遼(Ryo Ishikawa)がスコアを1ストローク伸ばし、通算2オーバーの33位タイで決勝進出を確実とした。2ストローク落とした久保谷健一(Kenichi Kuboya)は通算4オーバーで57位タイにつけて予選通過が濃厚となったが、藤田寛之(Hiroyuki Fujita)は通算10オーバーの129位タイで予選落ちに終わった。

 8番ホールでイーグルを奪ったマキロイは、17番でバーディーを奪って一時は全米オープン史上初となる通算13アンダーまでスコアを伸ばしたが、18番ではウォーターハザードにボールを打ち込んでしまった。しかし、マキロイは2009年大会でリッキー・バーンズ(Ricky Barnes)が36ホール終了時点で記録した132のスコアを上回る131でホールアウトするとともに、同時点でのリードを全米オープンのタイ記録とした。

 単独2位には5アンダーで梁容銀(Yong-Eun Yang、ヤン・ヨンウン、韓国)が続き、3位タイには2アンダーでセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)、ザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)、マット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)、ブラント・スネデカー(Brandt Snedeker、米国)、ロバート・ ガリガス(Robert Garrigus、米国)が続いている。

 世界ランク1位のルーク・ドナルド(Luke Donald、英国)は、カットラインに設定された4オーバー(146)で予選通過が濃厚となった。

 一方、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、ポール・ケーシー(Paul Casey、英国)、イアン・ポールター(Ian Poulter、英国)、ジャスティン・ローズ(Justin Rose、英国)、韓国の崔京周(K.J. Choi、チェ・キョンジュ、韓国)、そしてコングレッショナル・カントリークラブで行われた1997年大会を制覇したアーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)らが予選落ちに終わっている。(c)AFP/Jim Slater