【1月15日 AFP】米紙USAトゥデー(USA Today)は14日、ドーピングを行ったとして自転車競技からの永久追放処分を受けたランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏が、米有名女性司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)のトーク番組のインタビュー収録で運動能力向上薬の使用を認めたと報じた。

 同紙はインタビュー関係者の話として伝えた。

 番組はウィンフリー氏が運営する放送局「オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(Oprah Winfrey NetworkOWN)」で17日夜に放送される予定で、同局ウェブサイトでも同時に配信される。ウィンフリー氏は収録内容の詳細は明らかにしていないが、インタビューが2時間半以上に及んだことをツイッター(Twitter)に投稿している。

 アームストロング氏はツール・ド・フランス(Tour de France)やその他の自転車競技大会で優勝するために薬物を使用したという疑惑を、何年も前から繰り返し否定してきた。

 アームストロング氏本人による告白は、スポンサーについていた大手企業、特にドーピング疑惑が拡大するなかでもアームストロング氏に誠意ある対応を続けてきた米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)などとの間に法的、経済的な影響を与える可能性もある。

 テレビインタビュー収録を前にテキサス(Texas)州オースティン(Austin)にある、2.4メートルの石塀に囲われたアームストロング氏の豪華な邸宅前には記者や報道陣らが張り込んだ。(c)AFP