【10月23日 AFP】国際自転車競技連合(International Cycling UnionUCI)は22日、自転車ロードレースのツール・ド・フランス(Tour de France)で7連覇を達成したランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏について、ドーピング違反を理由に全タイトル剥奪と自転車競技からの永久追放を科した米国反ドーピング機関(United States Anti-Doping AgencyUSADA)の処分を承認したと発表した。

 UCIのパット・マクウェイド(Pat McQuaid)会長は、同氏のドーピング疑惑を自転車競技史上「最大の危機」と呼び、「自転車競技界にランス・アームストロングの居場所はない。彼は自転車競技(の歴史)から忘れ去られるに値する」と述べた。

 USADAがアームストロング氏に科した1998年8月1日以降の全競技成績剥奪の決定は、各自転車連盟やレース主催団体、引退選手などの多くから避けられない処分として受け止められている。(c)AFP