【7月25日 AFP】2011ツール・ド・フランス(2011 Tour de France)は24日、最終第21ステージ(クレテイユからパリ/シャンゼリゼ、95キロメートル)が行われ、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans)が合計86時間12分22秒でオーストラリア人選手としては初めてとなる大会制覇を遂げた。

 エヴァンスは表彰式後、「言葉も無い。ツール・ド・フランス優勝を14歳の頃から、20年間も見続けてきた」と歓喜に浸った。

 総合2位には1分34秒差の合計86時間13分56秒でレオパード・トレック(Leopard Trek)のアンディ・シュレク(Andy Schleck、ルクセンブルク)、3位には2分30秒差の同86時間14分52秒で同じくレオパード・トレックのフランク・シュレク(Frank Schleck、ルクセンブルク)が入り、大会史上初めて兄弟で表彰台入りを果たした。

 HTCハイロード(HTC-Highroad)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)が2時間27分2秒で3年連続となるシャンゼリゼでのステージ優勝を飾って、今大会5勝目、通算20勝目を挙げるとともに、ポイント賞(マイヨ・ヴェール)を獲得した。

 また、エウスカルテル・エウスカディ(Euskaltel Euskadi)のサムエル・サンチェス(Samuel Sanchez)が山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)を獲得、チーム・ユーロップカー(Team Europcar)のピエール・ローラン(Pierre Rolland、フランス)が新人賞(マイヨ・ブラン)を手にしている。(c)AFP/Justin Davis