【7月11日 AFP】2011ツール・ド・フランス(2011 Tour de France)は10日、第9ステージ(イソワールからサン・フルール、208キロメートル)が行われ、ラボバンク(Rabobank)のルイスレオン・サンチェス(Luis Leon Sanchez、スペイン)が5時間27分9秒でステージ優勝を飾った。

 5時間27分14秒の2位でゴールしたチーム・ユーロップカー(Team Europcar)のトマ・ヴォクレール(Thomas Voeckler、フランス)が、合計タイム38時間35分11秒で総合首位(マイヨ・ジョーヌ)を獲得している。

 ヴォクレールは、序盤でアタックをかけた5人の集団に入り、後方で起きたクラッシュに巻き込まれず、終盤も追い上げに合うことはなかった。しかしながら、ヴォクレールと共にアタックをかけた集団に入っていたヴァカンソレイユDCM(Vacansoleil-DCM)のジョニー・フーガーランド(Johnny Hoogerland、オランダ)とチーム・スカイ(Team Sky)のファン・アントニオ・フレチャ(Juan Antonio Flecha、スペイン)が残り35キロメートルの地点でテレビ局の車に衝突され、ステージ優勝の機会を失うこととなった。

 この日起きたクラッシュにより、自身通算8度目、そして最後のツール参加となったアスタナ(Astana)のアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov、カザフスタン)やオメガファルマ・ロット(Omega Pharma-Lotto)のユルゲン・ヴァンデン ブロック(Jurgen Van Den Broeck、ベルギー)らがレースを棄権している。(c)AFP/Justin Davis