【7月19日 AFP】18日にコルマール(Colmar)からブザンソン(Besancon)間で行われた2009ツール・ド・フランス(2009 Tour de France)第14ステージで、観客が警察のバイクと接触し、1人が死亡、2人が負傷した。

 仏ラジオ局フランス・アンフォ(France Info)によると、事故はスタート地コルマールから約40キロメートル離れたヴィッテルスアイム(Wittelsheim)で発生した。

 大会主催者は当初、3人の観客が現場で救急隊員による治療を受け、ミュルーズ(Mulhouse)の病院に搬送されたと発表したが、その後、60代の女性が事故現場で死亡していたと発表した。

 フランス・アンフォは、選手の一群が通過した後に道路を横断しようとした女性に、レースに同行していた警察のバイクが衝突し、その後事故で横転したバイクが37歳の女性と60代の男性に接触したとしている。

■過去にも観客の死亡事故

 106年の歴史があるツール・ド・フランスで観客に死者がでることは比較的少ない。最近では2002年に、コースを走って観客に無料グッズを配っていた広報車両にひかれた7歳の男児が死亡している。2000年にも同様の事故で12歳の少年が死亡しており、主催者はこの種の車両の運行を約3割減らしている。(c)AFP