【10月14日 AFP】現役復帰を発表した自転車ロードレーサーのランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏が13日、2009年に大会100周年を迎えるジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia)に出場する意向を明らかにした。

 3年間のブランクを経て復帰する37歳のアームストロング氏は、イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙のウェブサイト上に掲載されたビデオで、大会主催者のRCSスポルト(RCS SPORTS)が公表していた自身の同大会への参加を正式に認めた。

 アームストロング氏は、同大会のレースディレクターを務めるアンジェロ・ゾメニャン(Angelo Zomegnan)氏からの招待を快く受けキャリアを通じて大会初出場を飾るが、単なる数合わせで出場するのではないとしている。

 アームストロング氏は「2009年のジロ・デ・イタリアに出場することにとても興奮している。長い間レースに参戦してきたが、ジロには一度も出場しておらず、このことは私の大きな後悔の一つだった。幸運にも後悔を拭い去り100周年の記念すべき大会に出場することになった、分からないが良い結果を手にするであろう」と語っている。

 また、アームストロング氏はジロ・デ・イタリアを8度目の優勝を目指すツール・ド・フランス(Tour de France)のために活用したいと語った以前のコメントから距離を置いている。アームストロング氏は「ツールの準備のために出場すると言われているが、私はイタリアには勝つために行くのであり、ジロは年間を通じて私にとって3週間のステージレースのメインイベントになるだろう」と語っている。(c)AFP