【7月6日 AFP】ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)の開幕を7日に控えた5日、ディスカバリーチャンネル(Discovery Channel)のチーム・マネージャーを務めるヨハン・ブリュイネール(Johan Bruyneel)氏とリーヴァイ・ライプハイマー(Levi Leipheimer、米国)が記者会見を行った。

 ブリュイネール氏は「実力ではアスタナ・チーム(Astana Team)が1番だ。アスタナには優勝を狙える3人の選手がいる」とアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov、カザフスタン)、アンドレアス・クレーデン(Andreas Kloden、ドイツ)、パオロ・サヴォルデッリ(Paolo Savoldelli、イタリア)に言及し、「誰にでも優勝するチャンスがあることは確かだが、チームに3人もの優勝候補がいるということは、間違いなくアドバンテージとなる」と語った。

それでもブリュイネール氏は「我々はアスタナ、ケースデパーニュ(Caisse d’Epargne)、チームCSC(Team CSC)と並んで4強だ」とも語り、ディスカバリーチャンネルにも優勝の可能性があるとした。

 一方、会見に同席したライプハイマーは「チームはランス・アームストロング(Lance Armstrong)がいた時のようなレースをすることはない。ジョージ・ヒンカピー(George Hincapie、米国)、ヤロスラフ・ポポヴィッチ(Yaroslav Popovych、ウクライナ)のような選手が自力でゴールを目指す光景が見られるだろう」と語り、これまでとは異なるチームが見られるとした。

 またライプハイマーは、大会約6週間前に行われた第58回ドーフィネ・リベレ(58th Dauphine Libere)を制したものの総合13位に終わった前回大会に言及し「まだベストな状態ではない。昨年はピークが来るのが早すぎたので、今年は少し遅らせるように調整してきた」と体調管理が万全であることを明らかにした。

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