【6月20日 AFP】プロサイクリングチームのT-モバイル(T-Mobile)は19日、5月に行われた第61回ツール・ド・ロマンディ(61st Tour de Romandie)での血液検査で異常が見られチームから30日間の出場停止処分を受けていたセルゲイ・ゴンチャール(Serhiy Honchar、ウクライナ)をチームの行動規則違反により解雇したことを明らかにした。

 T-モバイルは「チームの行動規則違反のためセルゲイ・ゴンチャールとの契約を解除した。今回の決定は6月初旬に行われた数回の追加検査と出場停止期間中に集められた情報に基づいている。ゴンチャールはチームから放出されたので、他のチームと自由に契約できる」との声明を出し、ゴンチャールの解雇を発表した。

 T-モバイルは検査の詳しい内容を明らかにしなかったが、ゴンチャールからはドーピング検査で陽性反応が検出されてはいない。(c)AFP