関連情報ランディスのドーピング疑惑
【5月24日 AFP】自転車レース、ツール・ド・フランス(2006 Tour de France)を制するも、ドーピング疑惑の渦中にあるフロイド・ランディス(Floyd Landis、米国)の公聴会が23日に最終日を迎え、米国反ドーピング機関(USADA:United States Anti-Doping Agency)とランディス側双方の弁護団による最終弁論が行われ、陪審員に向け互いの意見を主張した。
USADAの弁護士を務めるリチャード・ヤング(Richard Young)氏は、「ランディスの17ステージのサンプルにテストステロンが含まれていたことは、科学的に証明されている。陪審員は研究員の信頼性を判断することが出来る。彼らは仕事に誇りを持っており、隠し事をするような人間でなない。対照的にランディス側のマネージャーは証拠の改ざんを試み、我々はそのことに対するランディスの対応を耳にしている。マネージャーがグレッグ・レモン(Greg LeMond)氏を脅迫したことをランディスは知っていたのに、そのことが公になるまでマネージャーを解雇しなかった。人は嘘をついている時は、相手を非難する」と語り、陽性反応が明らかになってからのランディスの不審な行動が有罪の証拠であるとして弁論を終えた。
一方、ランディスの弁護団は研究員の信憑性と尿サンプルの検査方法に疑問を投げかけた。主席弁護士を務めるMaurice Suh氏は、「研究員は無能者と呼ばれることもあれば、一方で悪魔と呼ばれている。我々自身は彼らのことを一度も悪魔と呼んだことはない。彼らは無能者だ。6か月の経験しかない研究員がツール・ド・フランス優勝者のサンプル検査をしたことにとても驚いている。反ドーピング研究所の組織的な陰謀に対する挑戦だ」と、モニターで証拠写真やデータを示しながら巧妙な弁論を行った。
また公聴会で明らかになった元マネージャーWill Geoghegan氏がレモン氏を脅迫していたことに関しては、「我々はGeogheganのしたことにショックを受けている。Geogheganは間違ったことをしたが、彼の行為でランディスがドーピングを行ったということにはならない。」と語った。
3人の陪審員によるランディスへの判決は6-7週間後になると見込まれている。(c)AFP
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