【7月26日 AFP】25日に始まったロンドン五輪サッカー女子の1次リーグG組、北朝鮮とコロンビアの試合開始前に、北朝鮮ではなく韓国の国旗が会場の大型スクリーンに表示されるトラブルが発生し、北朝鮮選手が試合開始を一時拒む騒ぎがあった。

 試合会場となったグラスゴー(Glasgow)のハムデン・パーク(Hampden Park)の大型スクリーンに、北朝鮮選手の写真の横に韓国の国旗が誤って表示された。

 北朝鮮選手らは出場を一時拒否し、午後7時45分(日本時間26日午前3時45分)に予定されていたキックオフは午後8時50分(日本時間26日午前4時50分)に遅れた。

 ロンドン五輪組織委は手違いだったことを認め、北朝鮮のチームと五輪委に謝罪し、再発防止策を取るという声明を出した。

 8月12日までの19日間に数千人の選手たちが302個の金メダルをめぐって熱い戦いを繰り広げるロンドン五輪では運営側の能力が試される。公式にはいまだ戦争状態にある北朝鮮と韓国を巻き込んだこの初日のトラブルで、組織委にとっては悪夢のようなスタートになった。(c)AFP/Talek Harris