【8月8日 AFP】スペイン・リーガエスパニョーラ1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)は7日、所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)がアルゼンチン五輪代表として北京五輪に出場することを許可する決定を下した。

 バルセロナのスポーツディレクターを務めるチキ・ベギリスタイン(Txiki Begiristain)氏は「我々はレオ(メッシの愛称)を五輪に出場させるという決定を下した」と発表している。

 この決定はジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と同選手が話し合った末に下され、バルセロナはスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)が国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)の主張を却下し、各クラブは所属選手の五輪参加を自由に決めることができるという決定を下したにもかかわらずメッシの五輪出場を認めた。

 五輪連覇を目指すアルゼンチンは、CASの決定を無視して7日のコートジボワールとの初戦にメッシを起用し、同選手は前半終了間際に先制点を挙げてチームの勝利に貢献している。


 グアルディオラ監督は、欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)予備戦3回戦のビスワ・クラクフ(Wisla Krakow)戦(第1戦は8月13日、第2戦は同27日)にメッシを出場させる意向だった。(c)AFP