【6月5日 AFP】8月の北京五輪開会まで5日で64日となったが、北京(Beijing)での大気汚染をめぐる懸念は依然として解決していない。

 前月27日も、市内の大気汚染レベルが著しく悪化し、呼吸器系の疾患のある市民に対し外出を控えるようにとの警告が発令されたばかりだ。

 世界でも最悪レベルとされる北京の大気汚染の原因は、主に石炭の燃焼や車両排ガスによるものだが、経済発展に伴い車両台数は増加し産業公害が深刻化するなど、大気汚染悪化への懸念は一層高まるばかりだ。

 こうした事態をうけ、国連(UN)や世界銀行(World Bank)などの国際機関が、定期的に北京の大気汚染レベルの調査を行っている。(c)AFP