【7月9日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に所属する姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン、30)が引退の意向を示した。複数の米国メディアが8日、報じた。

 2メートル29センチの長身を誇り、アジア出身の選手としては初めてNBAスターとなった姚明は、NBAとチームに対し引退の旨を伝えたとされている。

 地元紙ヒューストン・クロニクル(Houston Chronicle)やスポーツ専門チャンネルESPN、米誌スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)は、姚明が過去2シーズンで5試合の出場に留まることになった怪我からの復帰を断念したとしている。また、ヒューストン・クロニクル紙は加えて、姚明が前月までにロケッツに対して戦列復帰できないと伝えていたと報じている。

 中国、上海(Shanghai)出身の姚明は、同国代表や地元の上海シャークス(Shanghai Sharks)での優れた実績を引っさげて2002-03シーズンにNBAデビューを飾った。

 姚明は、ロケッツ移籍後は多くの怪我に泣かされており、直近では2010年11月10日に行われたワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)戦で左足の疲労骨折を負った。結果的に、この試合が姚明の現役最後の試合となった。

 NBAでの通算8シーズンで姚明は486試合に出場、1試合平均19得点、9.3リバウンド、1.9ブロック、1.6アシストを記録している。(c)AFP