【1月28日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のデビッド・スターン(David Stern)コミッショナーは27日、拳銃を試合会場のロッカールームに持ち込んだワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のギルバート・アリーナス(Gilbert Arenas)とジャバリス・クリテントン(Javaris Crittenton)に対し、2009-10シーズン終了までの出場停止処分を言い渡した。

 両選手と面談し、12月にロッカールームで銃を向け合った件について話し合ったコミッショナーは、両選手はともに後悔していたと語ったが、声明で「だからと言って彼らの行為が正当化されることはない。アリーナスの無給、無期限の出場停止処分を2009-10シーズン終了までに変更し、クリテントンにも同様の処分を即刻下す」と発表している。

 すでに銃の不法所持を認めているアリーナスは、2月に判決を受ける予定になっており、今週罪を認めたクリテントンは保護観察のない執行猶予1年を言い渡されている。

 飛行機内での賭けの借金に端を発する今回の騒動でアリーナスとクリテントンは、冗談で互いをどのように攻撃するかを話し、クリテントンはアリーナスのひざを撃つと言った。

 その2日後にアリーナスはロッカールームに銃4丁を持ち込み、クリテントンのロッカーの近くのいすに置いて「選べ」と冗談で言ったが、クリテントンは必要ないと言って自分の銃を持ち出したとされている。(c)AFP