【8月18日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は17日、アンフェタミン(amphetamine)の陽性反応を示したカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)のミゲル・テハダ(Miguel Tejada)に対し、105試合の出場停止処分を科したと発表した。

 機構側の出した声明にはこれ以上の詳細はなく、テハダの出場停止はすぐさま適用されるとだけ述べられている。

 米インターネット大手ヤフー(Yahoo!)は、テハダの出場停止期間は、同選手が今季2度にわたって陽性反応を示したことで決定されたと報じている。

 ア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた経験もあるテハダは、異議申し立てを行う意思を見せていない。MLB選手会(MLB Players Association)を通して出された声明でテハダは、陽性反応は病気治療のためのアンフェタミン使用によるものだとしている。

 声明でテハダは「チームメート、ロイヤルズ球団、そしてカンザスシティー(Kansas City)のファンに謝罪したい」とコメントした。

「疾患があり、薬による治療が必要だった。『治療目的使用に係る例外措置』適用の再申請中に治療をしたが、機構と選手会が共同で行っている薬物禁止プログラムの下では、これは過ちだった」

 39歳のテハダは、10日のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦で右ふくらはぎの張りを訴え、その翌日に故障者リスト(DL)入りしていた。(c)AFP