【8月13日 AFP】13MLBは12日、各地で試合が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)のダルビッシュ有(Yu Darvish)は、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦に先発登板し、自己最多となる15奪三振を記録した。試合はレンジャーズが2-1で勝利している。

 ダルビッシュは、6回まで17人連続で相手打者を退けた後に四球を献上。そして迎えた8回1死、カルロス・コーポラン(Carlos Corporan)に右翼への本塁打を浴びたが、安打をこれ1本に抑えた。

 ダルビッシュは「1勝は1勝。チームの勝ちに貢献できてうれしい」とコメントした。

 ダルビッシュは今季すでに、完全試合をわずかのところで逃している。4月2日のアストロズ戦では完全試合まであと1死に迫ったが、27人目の打者マーウィン・ゴンザレス(Marwin Gonzalez)に単打を許した。

 この日の試合でも完全試合へ向け期待が高まっていたが、6回2死からアストロズのジョナサン・ビラー(Jonathan Viller)に四球を出した。

 この場面で、レンジャーズ捕手のAJ・ピアジンスキー(A.J. Pierzynski)は、ロン・カルパ(Ron Kulpa)球審の判定に異議を唱え、退場処分となった。これについてダルビッシュは「退場になったときは『何してるんだよ』と思った」とコメントしている。

 捕手がジオバニー・ソト(Geovany Soto)に代わる中、それでもアストロズ打線を無安打に抑えていたダルビッシュだったが、8回、コーポランに右翼席へ飛び込む本塁打を浴びた。

 レンジャーズ外野手のアレックス・リオス(Alex Rios)もフェンス際まで追ったものの、最終的には見送るしかなかった。

 それでも、ダルビッシュはこれで3連続先発勝利を飾っている。今季23試合目の先発で、奪三振はメジャートップとなる207個に伸び、ノーラン・ライアン(Nolan Ryan)氏が持つ200奪三振到達の最少登板数の球団記録にも肩を並べている。

 同時にダルビッシュは、今季ここまで4度記録している14奪三振を上回り、自身の最多奪三振記録を更新した。

 抑えのジョー・ネイサン(Joe Nathan)が9回を完璧に締め、35セーブ目を挙げている。(c)AFP