【12月16日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は、イチロー(Ichiro Suzuki)との再契約交渉が合意間近と公式ホームページ上で発表した。

 7月にシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)からヤンキースに加入したイチローは、早ければ21日には2年総額1200万~1300万ドル(約10億~10億8千万円)の契約を成立させる見込みと、同ホームページは伝えている。

 イチローはヤンキースでの67試合で打率.322、5本塁打、27打点、14盗塁を記録。2012年シーズン全体では、162試合で打率.283、9本塁打、55打点、29盗塁を記録したが、安打数はMLBで過去最低の178本だった。ヤンキースは、ア・リーグ優勝決定戦でデトロイト・タイガース(Detroit)の前に敗北を喫した。
 
 報道によるとイチローは現在サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)とフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)からもオファーを受けており、ヤンキースはこの2球団とイチロー獲得をめぐって競り合わなければならない。

 イチローは2001年に日本からMLBに移籍してから通算2606安打を記録しており、もしこの再契約を結んだ場合、ヤンキースでMLB通算3000本安打を達成する可能性がある。ヤンキースでは、デレク・ジーター(Derek Jeter)が3000本安打を達成している。(c)AFP