【8月23日 AFP】米大リーグ(MLB)のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)は22日、所属する右腕投手のバートロ・コロン(Bartolo Colon)が禁止薬物を使用したとして、50試合の出場停止処分を科されたと発表した。

 通算14シーズン目を迎えていた39歳のコロンから、異常値のテストステロン(testosterone)の陽性反応が出たため、MLB機構は即時に出場停止処分を科した。

 コロンは「ファンの皆さんやチームメイト、そしてオークランド・アスレチックスに謝罪する。自分の行動の責任を取り、命じられた出場停止期間を過ごしていく」とコメントした。

 今シーズン24試合に先発登板し、10勝9敗、防御率3.94を記録しているコロンは、アスレチックスの今季残り40試合、およびプレーオフの10試合あるいは来季開幕からの10試合に出場できないことになる。

 これまでクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)やロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)などに所属していたコロンは、通算172勝122敗、通算防御率を4.05としている。

 MLBでは15日にサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に所属するメルキー・カブレラ(Melky Cabrera)が、コロンと同じテストロテンの陽性反応により50試合の出場停止処分を科されたばかりだった。(c)AFP