【12月11日 AFP】米スポーツ専門チャンネルESPNは10日、米大リーグ(MLB)のミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)に所属し、2011年シーズンのナ・リーグ最優秀選手(MVP)に選出されたライアン・ブラウン(Ryan Braun)から筋肉増強剤の陽性反応が検出されたと報じた。
 
 ESPNによると、プレーオフ中に行われたブラウンの尿検査で陽性反応が検出され、10月下旬には本人にも結果が告げられたとしている。ブラウンが異議申し立てを行っているため、MLBは結果を発表していないが、違反が認められれば50試合の出場停止処分が科される可能性がある。

 ブラウンの代理人は声明で「この件に関してはありえない状況が多く見受けられ、ライアンの潔白は証明できる。ブラウンは非の打ち所のない性格で、前科もない。残念ながら詳細を話すことはできないが、彼の無罪は必ず証明できる」と発表した。

 4月に5年総額1億500万ドル(約81億円)でブルワーズとの契約を延長したブラウンは、チームの30年ぶりとなる地区優勝に貢献したとして、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のマット・ケンプ(Matt Kemp)らを抑え、ナ・リーグ最優秀選手(MVP)に選出されていた。(c)AFP