【10月28日 AFP】米大リーグ(MLB)は27日、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)とテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)によるワールドシリーズ(7回戦制)第6戦が米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)のブッシュ・スタジアム(Busch Stadium)で行われ、延長11回の末にカージナルスが10-9でレンジャーズからサヨナラ勝ちを収め、通算対戦成績を3勝3敗のタイに戻し、優勝決定は最終第7戦に持ち越された。

 延長11回裏のデビッド・フリース(David Freese)のサヨナラ本塁打でカージナルスがシーソーゲームを制し、2011年ワールドシリーズの行方は、28日に行われる第7戦までわからなくなった。

 9回裏二死の場面でフリースが右翼へ2点適時三塁打を放ち、土壇場で7-7の同点に追いついたカージナルスは、10回表にレンジャーズのジョシュ・ハミルトン(Josh Hamilton)に2点本塁打を喫し、一時は勝ち越しを許したものの、その裏に再び同点に追いつくと、最後はフリースが劇的な決勝本塁打を放ち、ワールドシリーズ制覇に王手がかかっていたレンジャースにとっては最悪の展開となった。

 9年ぶりとなる第7戦で、レンジャースはマット・ハリソン(Matt Harrison)、カージナルスはエースのクリス・カーペンター(Chris Carpenter )が先発登板するとみられている。(c)AFP