【10月13日 AFP】米大リーグ(MLB)は12日、各地でプレーオフのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)は延長11回の末にデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)との第4戦を7-3で制し、対戦成績を3勝1敗としてワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 レンジャーズは、シリーズ第2戦でMLBのポストシーズンでは史上初めてとなるサヨナラ満塁本塁打を放ったネルソン・クルーズ(Nelson Cruz)が好守で活躍を見せた。

 クルーズは3-3で迎えた8回に本塁を狙ったタイガースのミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)を好返球でアウトに仕留めると、延長11回にはマイク・ナポリ(Mike Napoli)の適時打で勝ち越した直後に3点本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。

 また、同日行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦では、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)が4-3でミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)に勝利し、対戦成績を2勝1敗とした。

 ブルワーズの斎藤隆(Takashi Saito)は8回に3番手として登板し、1回を投げて無安打無失点だった。

 カージナルスは初回にジョン・ジェイ(Jon Jay)、アルバート・プホルス(Albert Pujols)、デビッド・フリース(David Freese)が適時二塁打打を放ち、ブルワーズの先発ヨバニ・ガヤード(Yovani Gallardo)から4点を先取した。

 カージナルスは先発クリス・カーペンター(Chris Carpenter)の制球が定まらず5回6安打6失点で降板したものの、その後はフェルナンド・サラス(Fernando Salas)、ランス・リン(Lance Lynn)、マーク・ゼプチンスキ(Marc Rzepczynski)、ジェイソン・モット(Jason Motte)の継投が無失点に抑えた。(c)AFP