関連情報MLB、ステロイド問題
ジョン・ティアニー(John Tierney)議員のもとを訪問し連邦議会議事堂(Capitol Hill)を後にするロジャー・クレメンス(2008年2月7日)。(c)AFP/Getty Images/Jonathan Ernst
【2月9日 AFP】MLB、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)からフリーエージェント(FA)となっているロジャー・クレメンス(Roger Clemens)は現地8日、MLBにおける薬物使用を調査している米議会下院政府改革委員会(House Oversight and Government Reform Committee)のメンバーのもとを訪問した。
同5日にクレメンスは米議会下院政府改革委員会の弁護団と5時間に及ぶ面談を行ったが、前日に引き続き臨時に個人な訪問を行った。
クレメンスの元トレーナーのブライアン・マクナミー(Brian McNamee)氏は、1998年から2001年にかけて少なくとも16回はステロイド(Steroid)とヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone、HGH)をクレメンスに注射したことを証言している。
しかしクレメンスはマクナミー氏の告発を否定しており、同13日に開かれる同委員会による聴会では、クレメンスとマクナミー氏が共に宣誓の下証言を行う予定で、ドラマチックな対決が実現することになる。二人が異なる主張を貫けば、どちらかが議会で嘘の証言をしたとして偽証罪に問われることになる。
訪問を終えたクレメンスは「とても有意義なものだった。13日の公聴会が待ち遠しい」と語っている。
公聴会には、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)の元球団職員でステロイドの供給源とされるカーク・ラドムスキー(Kirk Radomski)被告や、クレメンスの元チームメイトのアンディ・ペティット(Andy Pettitte)やチャック・ノブロック(Chuck Knoblauch)氏の二人も出席する。
公聴会に出席する予定のラドムスキー被告は同8日に、ステロイドの提供と提供により金銭を得た事実を認め、執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。また、ペティットは既にマクナミー氏から提供されたヒト成長ホルモンを使用した事実を認めており、マクナミー氏の証言を立証付けている。
そして、クレメンスと面会したイライジャ・カミングス(Elijah Cummings)議員は「我々がクレメンスに伝えたのは、我々が欲しがっているのは真実だけということです」とクレメンスに対し正直であることが最善の策であると念を押したことを明らかにした。
さらに、マクナミー氏はクレメンスにステロイドを注射したことの証拠として、万が一に備えてマクナミー氏が保管していたクレメンスのDNAとステロイドが含まれた小瓶と注射器を議会へ提出した。
一方で、クレメンスの弁護団は、公聴会でクレメンスとマクナミー氏に質問をすることになっている約20人の議員の中で誰一人としてクレメンスからDNAサンプルを求めていないことを明かした。
対してマクナミー氏の弁護士を務めるEarl Ward氏は「クレメンスは、通算防御率よりも彼のDNAによって、メジャーリーグ界で偉大な投手としての業績が左右される状況に自分自身の身を置いた」と語っている。
クレメンスとマクナミー氏はお互いの主張と反訴の一端として、それぞれの家族をも騒動に巻き込んでしまった。
同13日に行われる公聴会は、MLBの各チームが2008年シーズンの開幕に向けたキャンプをフロリダやアリゾナの暖かい気候の中で開始する前日に開かれる。(c)AFP




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