【10月22日 AFP】07MLBプレーオフ、ア・リーグ優勝決定シリーズ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)vsクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)、第7戦。試合はレッドソックスが11-2でインディアンスに大勝し、3年振りのワールドシリーズ進出を決めた。

■自慢の打線が爆発

 初回からマニー・ラミレス(Manny Ramirez)のタイムリー安打で先制したレッドソックスは、2回にフリオ・ルーゴ(Julio Lugo)の併殺の間にジェイソン・バリテック(Jason Varitek)が、3回にはマイク・ローウェル(Mike Lowell)の犠牲フライでケビン・ユーキリス(Kevin Youkilis)が生還し、序盤で3-0のリードを奪う。

 しかし直後の4回、ライアン・ガルコ(Ryan Garko)に『グリーン・モンスター(フェンウェイ・パーク名物の巨大な左翼フェンス)』直撃のタイムリー二塁打を打たれると、5回にはグレイディー・サイズモア(Grady Sizemore)の犠牲フライでインディアンスに1点差まで追い上げられてしまう。

 その後膠着状態となった試合は7回に再び動き出す。表の守備で一死一・三塁のピンチを凌いで勢いを取り戻したレッドソックスは、裏の攻撃でダスティン・ペドロイア(Dustin Pedroia)が『グリーン・モンスター』を越える2ラン本塁打を放つと、8回にはJD・ドリュー(J.D. Drew)がタイムリー安打、ペドロイアが走者一掃のタイムリー二塁打、そしてケビン・ユーキリス(Kevin Youkilis)がトドメの2ラン本塁打を放ち、勝利を決定付けた。

■ワールドシリーズはロッキーズと

 通算成績1勝3敗の窮地から3連勝で3年振り12度目のア・リーグ制覇を達成したレッドソックスは、ナ・リーグ優勝決定シリーズを4連勝で勝ち上がったコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)とワールドシリーズで対戦する。両チームのレギュラーシーズンでの対戦成績は、2勝1敗とロッキーズが勝ち越しており、ここ22試合で21勝と勢いにも乗る。

 ワールドシリーズ初戦は24日(現地時間)にフェンウェイ・パークで初戦を迎える。

(c)AFP