【3月9日 AFP】(記事追加)第3回ワールド・ベースボール・クラシック(2013 World Baseball ClassicWBC)は8日、東京で2次ラウンドの試合が行われ、日本は4-3で台湾に勝利した。

 台湾は3回に日本の先発投手、能見篤史(Atsushi Nomi)から押し出しの四球を奪い先制し、5回には彭政閔(Peng Cheng-Min、フォン・ジェンミン)の適時打で2-0とリードを広げる一方で、米大リーグ(MLB)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に所属する先発投手の王建民(Chien-Ming Wang、チェン・ミン・ワン)が6回まで無失点に抑え、試合前半をリードした。

 日本はようやく8回に阿部慎之助(Shinnosuke Abe)、坂本勇人(Hayato Sakamoto)の適時打で2-2に追いついたが、その裏台湾は周思斉(Chou Sze-chi)の適時打で3-2と再びリードした。

 しかし日本は9回、土壇場で四球を選んだ鳥谷敬(Takashi Toritani)が果敢に盗塁を決め、二死から井端弘和(Hirokazu Ibata)の中前適時打でホームを踏み3-3の同点に追いついくと、延長10回に強打者の中田翔(Sho Nakata)が犠飛で決勝点を挙げ、台湾を退けた。

 この結果、日本は17日から米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で行われる決勝ラウンドへの進出をかけて、強豪キューバを6-2で破ったオランダと10日に対戦することとなった。(c)AFP