【3月29日 AFP】プロ野球、オリックス・バファローズ(Orix Buffaloes)は28日、米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)からフリーエージェント(FA)となっていた井川慶(Kei Igawa)の獲得を発表した。

 2007年にヤンキースが総額約4600万ドル(当時のレートで53億円)を費やし獲得したものの、スターぞろいのチームの中で最大の失敗といわれた井川は、5年間の契約が切れた後MLBで移籍先を探していたものの見つからず、オリックス入団が決まった。

 阪神タイガース(Hanshin Tigers)から名門ヤンキースに移籍し、英雄的な扱いを受けた井川だったが、MLBでは2勝を挙げるに留まり、ファームに降格していた。

 32歳で日本球界に戻ってきた井川は、「米国での挑戦には一区切りつけて、オリックス優勝のために貢献したい」とブログで心境を明かした。

 また、「自主トレーニングをしてきて、体の準備は万全。あとは実践感覚を取り戻して、一日でも早くマウンドに立ちたい」とつづっている。(c)AFP